

日 時 7月 12日(土) 14:30 〜 16:00
講師 東京大学大学院教授 ロバート キャンベル 氏
演題 「日本文学に刻まれる『未来』のカタチ」
プロフィール
東京大学大学院総合文化研究科教授 日本文学研究者・文学博士
近世・近代日本文学が専門で、特に19世紀(江戸後期〜明治前半)の漢文学と、漢文学と関連の深い文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている。テレビ(「スッキリ!」、「あさイチ」「クイズプレゼンバラエティーQさま!」)でメインキャスターやニュース・コメンテーター等を務める一方、新聞雑誌連載、書評、ラジオ番組出演など、さまざまなメディアでも活躍中。
略 歴
1957年 ニューヨーク生まれ
1981年 カリフォルニア大学バークレー校卒業
1985年 九州大学文学部研究生として来日
1987年 九州大学文学部講師
1992年 ハーバード大学大学院東アジア言語文化学科博士課程修了
1995年 国立・国文学研究資料館助教授
2000年 東京大学大学院総合文化研究科助教授(比較文学比較文化コース〔大学院〕、学際日本文化論、担当)
2007年から現職
主な著書等
「ロバート キャンベルの小説家神髄」(NHK出版)
「Jブンガク 」(東京大学出版会)、「江戸の声」(駒場美術博物館)
「漢文小説集」(岩波書店)、「海外見聞集」共著(岩波書店)
「読むことの力 東大駒場連続講義」編著(講談社選書メチエ)ほか
・講座内容も講師もとても良かった。大変勉強になった。日本文学をこれからの未来を考 えながら読むのも原点に返るような気持ちになるなど、新しいことにも気付かされ、また日本文学を読みたくなった。
・文献資料をもとに、「死」について「生きること」について様々な視点から見つめるこ とができた。
・拝聴して良かった。病状記から東京五輪へとつながって驚いた。紹介してくださった中江兆民や子 規の著書を読んでみたい。
・演題からは想像できなかった内容で、良い意味で裏切られた感じ。内容はキャンベル氏らしいもので有意義だった。
・私たちと同じ目線で話してくださったので、とても分かりやすく共感することができた。
・『未来』とあったが、『死生観』について話された。聴衆の年齢層を考えればすごくマッチしていた。
・明治時代の人々が死と真正面にどのように向き合ったのかすごくために なった。
・日本の近現代史を良く理解されているとともに、温かい歴史観人間観が伝わってきた。
・日本人のDNAの中に流れている「未来」を考える「力」の存在を外国人であるキャンベル先生から、 教えていただけた事に感動した。又、ぜひ富山へお越しください。
・語りがおだやかで、分かりやすかった。正岡子規の「病牀六尺」等を通して、正岡子規らしい自分ら しいものの見方、死の向き合い方が学べた。未来が命の終着点という表現 が心に残った。日本文学の深さを理解できた。
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