■16ミリフィルム上映会

12月14日(月)10:30~、13:30~ 16ミリフィルム上映会を開催。

 


■わくわく土曜シアター(12月~2月)

12月のシアター申込は11月27日(金)~受付開始。電話またはWeb申込。

Web申込の際に注意事項をご覧ください。

Web申込はこちらから→Web申込 

 

 


■ご来所の皆様へのお願い

                                                              ご来所の皆様には、新型コロナウィルス感染防止対策にご協力いただきますよう、お願い申し上げます。

 

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1 富山県の近代歴史遺産の種類


 富山県民生涯学習カレッジ 映像センター課(富山県映像センター)   '10/08/12

地形的特長
 富山県は蝶が羽を広げたような形状で、東に北アルプス、南に飛騨山地、西に宝達丘陵を置き、北を富山湾に開口している。標高3,000メートルの豪雪山岳地帯の峰々から一挙に流れ下るいくつもの雄大な河川は大きな扇状地を形成している。年間6,000mmを超える降水は、世界屈指の急流河川となり、広大なカルデラ状の地形や厳しいV字状峡谷などの自然景観を生み出している。自然災害から暮らしを守り続けるため、近代の富山県の人々は、様々な種類の構造物や一連の防災施設の建設に取り組んだ。しばしば、富山県の地形は「天然の円形劇場」と形容され、家持の「山高み 川雄大し 野を広み…」で解説されている。8世紀の天平19年4月27日、後に家持の代表作のひとつとなる「立山の賦」が作られた。「天は離る 鄙に名かかす 越の中 国内ことごと 山はしも しじにあれども 川はしも さはに行けども…(越中の各地に山はいっぱいあるけども、川はたくさん流れているけれども…)」と家持は、ものの見事に富山県の地形の特徴を万葉集に遺している。
近代のあゆみ
 富山平野の治水や治山を重点的に推し進めるため、県民の強く熱い要望が実り、明治16年に富山県は石川県から分県した。しかし、明治中期の度重なる大洪水によって耕作地や住宅に甚大な被害が引き起こされ、明治24年にはオランダ人技師ヨハネス・デ・レイケを招聘することとなった。デ・レイケは神通川、常願寺川、庄川など主要な河川改修を計画し、平野部の治水を指導した。さらに県の土木技師・高田雪太郎の活躍などにより、川幅の拡幅直線化、河口の分離、高い堤防の構築、農業用取水口の合口化などが実行され、山間部では県による山肌の崩壊と土砂の流失を防ぐ砂防堰堤群の建設が進められた。川の安定化に伴い、大河川の河口に設けられ北前船の寄港地であった伏木港や東岩瀬港などの港湾が、浚渫、拡幅、護岸建設などの大工事によって施設の近代化が図られた。また、鉄道軌道の敷設も明治時代のもうひとつの特徴である。日本海側の大動脈である北陸線、砺波平野の中越鉄道と建設され、物流による地場産業の活性化が図られた。
 大正時代になると、治水・治山の施策は、天恵のエネルギーの源でもある。『山と水を活かす』ための水力発電の建設へと展開していった。常願寺川水系の県営電気事業を皮切りに、黒部川、早月川、神通川、庄川など県内の大小多くの水系で民間の電気事業が展開された。その豊富な発電量は、県営電気事業では昭和5年に県一般会計の8.3%に達し、昭和9年には県別水力発電で富山県が第一位となった。まさに富山県は「日本の電源地帯」であり、「水力王国富山」と称せられるようになったのである。水力発電による低廉で豊富な発電は県の工業化を誘導し、繊維産業に加え、化学工業や金属工業の工場建設が進められた。大正10年に県の工業生産額が農業生産額を上回ってからは、日本海側を代表する工業県として発展した。
 富山平野の山と川の安定化が図られると次に、都市部の整備も積極的に進められた。昭和3年に決定された富山都市計画事業は、運河の開削、街路の整備、土地区画整理の3本柱からなる全国にも珍しいプランが実行された。運河は富山湾と市街地を結んで船運による物流を促進し、その掘削土砂を神通川の廃川地に埋め立てて新たな官庁地区を設け、現在の富山県庁、電気ビル、松川、富岩運河などの都市景観を築いた。
 富山県の近代化の歴史を説明するため、「明治の治水、大正の発電、昭和の都市計画」というフレーズがよく郷土史などに登場する。県内にはこの3種類の施設に加え、さらに川を跨ぐ道路橋や鉄道橋が多いことと、灌漑用の農業用水施設が県下一円に設けられていることも大きな特徴として加えることができる。近代化の5種類の特徴に共通するキーワードは「水」である。富山県の近代化は水との闘いであると言うことができよう。
 

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